ニキビの原因は
①毛穴の角化による詰まり
②男性ホルモンの影響による皮脂の増加
③ニキビ菌(アクネ菌)の増殖による炎症(化膿)
があります。
はっきり言って日本のニキビ治療は、
世界レベルからは相当遅れておりました。
最近になって、アダパレン(ディフェリンゲル®)と過酸化ベンゾイル(ベピオゲル®)が相次いで保険適用となり、日本のニキビ治療は、
抗菌薬のアクアチムクリーム®又はダラシンTゲル®を1日2回塗布し、就寝前に毛穴の角化を抑制する薬剤であるディフェリンゲル®を1回塗布する方法を行い、良好な治療成績をおさめています。
難治性の場合は抗生物質のミノマイシン®の内服を併用しております。
最近発売されたベピオゲル®は、毛穴の角化を抑制すると共に、アクネ菌も減らす作用があり、しかも耐性菌の懸念もありません。
さらに平成27年5月からはダラシンTゲル®とベピオゲル®の合剤である、デュアック®配合ゲルが登場し、ニキビ治療の選択肢がさらに拡がりました。